ハンギング式乾燥でドライフラワー作り

間違いだらけのドライフラワー作り!ドライフラワーは新鮮な花を使いましょう。

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多くの人が間違っている!ドライフラワーは新鮮な花を使いましょう。

大好きな花を長い期間楽しめるドライフラワー。
今、このドライフラワーが大人気で、飾って楽しむだけでなく、生花を自分の手でドライフラワーにして楽しむ人も増えています。

でもちょっとまって!あなたのドライフラワー作りは間違っていませんか?

多くの人が勘違いしていること。

それは、「生花を楽しんだ後、古くなった花をドライフラワーにすればいい!」という考え方。
これはある意味正しく、ある意味間違いなんです。

「古い花を使ったドライフラワー作り!」なぜある意味正しい?

「その人が花をどう楽しみたいのか」によって正しいのか、間違いなのかが分かれてしまうのです。
生花本来のみずみずしさ、つぼみから花が咲くのを楽しみたいという人は、それを楽しんだ後、捨てるのはもったいないしと、その花をドライフラワーにするのは正解です。

むしろ、ドライフラワーにして長く花を愛でる気持ちが素晴らしいと思います。

じゃあ、なぜ「古い花を使ったドライフラワー作り!」ある意味間違い?

生花ではなく、ドライフラワーとしての品質を重視する場合、切り花として鮮度の落ちた花をドライフラワーにするのは間違いです。
実は、良いドライフラワーを作るには、その花それぞれに適期というものがあるのです。

まだつぼみが多いと水分が抜けにくく、ドライフラワーになるのに時間がかかってしまい色も悪くなります。

花もたくさんついていないので、そもそもドライフラワーとしては華やかさが足りません。
逆に花満開の状態のものをドライフラワーにしようと思うと、花びらが散りやすく、ドライフラワーにしても花自体がくたびれてしまって美しくないものが出来てしまうのです。
ですから、咲き切って古くなった花をドライフラワーにすればよいというのは、高品質のドライフラワーを作ることが目的なら間違いなのです。

高品質のドライフラワーを作るなら新鮮な花を使おう

高品質の花を作りたいなら、つぼみがほころび花が咲く直前の花を使うのがベストです。
そのタイミングで水あげしてハンギングすると、花自身が持つ水分とエネルギーで開花してくれて、きれいな状態で乾燥していってくれます。

花びらが開ききった状態(満開)で摘み取ると、花自身の持つエネルギーで花が開きすぎてしまい、花の一番美しいタイミングをずらしてしまうのです。

そして、摘み取ったら、できる限り花が新鮮なうちに短時間で乾燥させることです。
なるべく風を当てて、エアコンの前に吊り下げるなど、早く乾燥させることで綺麗な仕上げになるのです。

そういう意味では、シリカゲルによる乾燥法はベストな選択と言えるでしょう。ただし、ハンギング方式に比べると手間がかかってしまうのがネックです。

ほとんどの花や野草にいえることです。

新鮮で、開花直前のものを使う方がよいのは、花だけではありません。
たんぽぽの綿毛や、チガヤやススキ。ほわ~と広がり種が飛んでいく種類のものもほわ~と広がる直前のものを摘み取りハンギングすると、飛び散らない、丈夫なドライフラワーになってくれるものです。

綿毛が出る直前のたんぽぽ

穂がふわふわにほころぶ直前のチガヤ

花の栽培からドライフラワーづくりを楽しむメリット

以上のように、品質のよいドライフラワーづくりを目指すなら、
究極は自分で花の栽培を行い、花がさくタイミングを見極めて、花を摘み、
その直後にハンギングして風をあてることです。シリカゲルに入れてもいいでしょう。
いずれにしても、こんな究極の贅沢はありません。

都会やマンションに住んでいるとなかなかこんな贅沢なことはできないでしょうが、それでもベランダガーデニング はできるはずです。ぜひ、その延長でドライフラワー作りも楽しんでみてください。

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