ドライフラワーの定番フラワーの一つ「ニゲラ」は、その花そのものよりも花が受粉し実をつけた状態のドライが一般的に使われています。実際に栽培してみて、その花や実のなり方をみてみたいと思います。
ニゲラの種を植えてみましょう
ニゲラの種は、1mmぐらいの黒い粒です。丁度、ゴマみたいな感じですね。私は育苗トレーにで苗を作るのが好きなので、その方法をとりますが、めんどくさがりの人なら、直接庭の土にまくか、ベランダならプランターに直接まいても大丈夫ですよ。ただ、どんな芽が出るのかを知っておかないと、他の雑草と見分けがつかないと思うので事前に調べておいた方がいいですね。
ニゲラの種と芽
ニゲラの種と芽はこんな感じです。
芽は双葉が出て本葉になると、オジギソウのような葉が出てきます。あまり他の花ではない葉っぱですから雑草とは見分けがつけやすいですね。発芽率も結構良くて、ほとんど目が出たので、種をまきすぎると、間引き(不要な芽を抜いて込み合わないようにする事)する芽が多くなり可愛いそうかもしれません。
成長したニゲラの苗と花
種をまいて1ケ月ぐらいでこれぐらいまで苗が成長します。これぐらいになると、定植(苗をちゃんと沢山の土の中に植え直してあげる事)をする必要があります。定植が遅れたり、しなかったりすると矮性で苗が小さいままで花を咲かせ、沢山の花が咲かせられず終わってしまうので注意しましょう。
これは、定植せずにポット苗のままにしてしまったニゲラ。大きくなれず矮性(小さく育ってしまう事)が出て、ヒョロヒョロです。
それでも、ちゃんとニゲラの花はきれいな多弁で咲いてくれました。ちゃんと定植したニゲラも、実は今年は長い梅雨と日照不足もあってそれほど成長せず、成功したとは言い難い感じでした。
満開なら、こんな感じで色とりどりのニゲラが咲き誇るのだと思います。
ニゲラの花をドライフラワーにしてみた
ニゲラの花はt、多弁でとても花びらが薄いようです。また葉も見た通り細長いのが特徴です。ダメだろうと思いながらも、ドライフラワーにしてみましたが、失敗してしまいました。一瞬はできたように思いましたが、手に取るとボロボロと砕けてしまい、とてもドライフラワーを楽しむ事はできません。ドライフフラワーにするなら、やはり実がなった状態をハンギングで自然乾燥させるのがいいのでしょう。ニゲラは花は生花を楽しみ、ドライフラワーは実を楽しむものだとわかりました。
ニゲラの実のドライフラワーは、このようなほおづきのような実がなり、この中に種ができているのですが、この面白い形状のため、ドライフラワーのアレンジメントの中でアクセントになり、重宝されるようです。
好き好みがあるでしょうが、私はあまり好きな方ではないので、ニゲラの栽培は今年だけでいいかな〜なんて思っています。それでも種ができているので、それは誰かにプレゼントしましょう。