シリカゲル式乾燥でドライフラワー作り

シリカゲル乾燥剤を使ってドライフラワー作りを楽しもう

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自宅で乾燥剤使ってドライフラワーを作ろう

皆さんも、ショップやインテリアで素敵なドライフラワーを見かけると、いいなー、あんなの作りたいなーとか思いますよね。

たまに花を飾ったりした後に、吊り下げてドライフラワーにしてみた経験があるんじゃないでしょうか。

でも、どうしても吊り下げると花の色が褪せてしまい、形も歪になってしまいがち。

もっと綺麗な花の状態でドライフラワーが作れたらいいですよね。

それが初心者でも簡単に作れる方法があるんですよ。

それがドライフラワー用シリカゲル(乾燥剤)を使った作り方。

材料さえあればびっくりするぐらい綺麗なドライフラワーが簡単にできてしまいますからぜひ試してみてください。

この乾燥剤を使うと、素人でもびっくりするぐらい素敵なドライフラワーができてしまいます。ついついたくさん作りすぎて、今はプレゼントしたりしているぐらいなんです。

乾燥剤でドライフラワーを作るために必要なもの

1)乾燥剤(ドライフラワー用)1kg〜2kg

お薦めは豊田化工のドライフラワー用シリカゲル乾燥剤です。きめが細かく繊細なドライフラワー作りが可能です。

嬉しいのは一度買ってしまえば繰り返し何度でも使えるということ。とてもコストパフォーマンスが良いのです。

薬品だけど大丈夫?と心配する方もいらっしゃるかもしれませんが食べさえしなければ大丈夫です。よくお菓子についている小さな乾燥剤の袋がありますね。あの中に入っている乾燥剤と基本変わらないものなのです。

2)タッパー2個

実際に乾燥剤を入れて花を埋めていく容器になります。ちゃんと蓋ができるものを2つ用意します。できれば電子レンジOKのものを購入しましょう。大きさは乾燥剤が2kg程度は入る容量のものを準備してください。1つは乾燥剤に花を埋めるもの。もう1つは取り出すときに乾燥剤を移し替える用です。

3)ドライフラワーの材料となる花

自宅で花を栽培している場合はそれを摘みましょう。購入してもいいです。近所から野花を摘んできてもいいでしょう。

私がお勧めしているのは、花の栽培から初めていくドライフラワー作りです。自分で栽培して咲かせた花なら、ずっと愛着を持っていられるものです。フラワーショップで購入したものがダメという訳ではありませんが、楽しさが全然違ってきますので、ぜひ栽培から初めて見て下さい。

4)不要になったフライパン

これは後ほど説明しますが、シリカゲル乾燥剤を何度も使用するために再生する道具として必要になります。

シリカゲルは花を埋めていくうちに、花の水分を吸収していきます。どこかのタイミングでこのフライパンで加熱して水分を飛ばしてやる必要があるのです。その代わり、この作業をやっていれば何度でも利用が可能なエコな材料なのです。

シリカゲル剤で作るドライフラワーの凄いところ

リカゲルは乾燥剤としてお菓子などにも入っているお馴染みの薬です。もちろん食べることは出来ませんが、小さな乾燥剤の袋を開けてみた方はたくさんいらっしゃるんじゃないですか。中には小さな小さなビー玉見たいな透明な丸い粒がたくさん入っています。それがシリカゲルです。今は、この乾燥剤でドライフラワーを楽しむ人がとても多くて、もっと粒の小さな「ドライフラワー用のシリカゲル」も手芸店やホームセンター、もちろんネットでも販売されているんです。私もこれを使用して楽しんでいます。

このドライフラワー用のシリカゲルの凄いところは、

❶何よりもまず花の色彩をかなり残したドライフラワーが作れること。

❷上手にやれば花の形、雄しべや雌しべまでそのまま残し、花が咲いていたままの形が残せること。

❸ドライフラワーになる期間が短時間で済むこと。

なんです。まず、ぶら下げて乾かしてドライフラワーにする旧来のやり方だと、乾燥により色彩はとび、花びらもよほど硬い花びらでない限りシワシワになってしまいますが、このシリカゲルを使うと形がそのまま残せ、咲いていた時と近い色彩と形を残すことができるのです。

しかも、短時間で作ることができます。推奨は7日間程度のようです。私はどうしても待ち切れないのと、ドライフラワーにする花が咲き終わってしまわないうちに、何度もドライフラワーを作りたいのでどうしても3日程度で取り出してしまいますが、ちゃんとできているんです。でも本当はやはり7日程度はかけた方が良いとは思います。なんか、半乾きのような気がします。

乾燥剤を使ったドライフラワー作りのステップ

それでは、具体的にこの乾燥剤を使ったドライフラワー作りの具体的なステップをご紹介しますね。本当に簡単にびっくりするぐらい素敵なドライフラワーが作れちゃいますからぜひ挑戦してみてください。

STEP❶:花を準備します。

花壇や鉢植えで花を楽しんでいる方は、その花をいくつか摘んできましょう。ない方は、お花屋さんで自分好みのものを購入してきましょう。意外にお薦めなのが近くに河原や原っぱがある場合は、そこから野花を詰んでくるのも楽しいですよ。普段雑草だと気にしなかった草花が、目的を持って探し回ると意外に綺麗な花が咲いていたりと、新たな発見もあるんです。これお奨めです。

準備する花について少し解説します。

長さ:花は、後ほどいれる容器に入りきるように長さが20cm以内ぐらいに留めておきます。

花の種類;あまり花びらがひらひらしたものはドライフラワーにするのは難しいです。しかし技術が身につけば大抵の花は可能です。

花の量;準備する乾燥剤の量と容器の大きさにもよります。先程の市販のドライフラワー用の乾燥剤は1袋1kgなのですが、その量だと、下の写真ぐらいの花の量がいいかと思います。

STEP❷:花をシリカゲル乾燥剤に埋めていきます。

花を詰んだら、花がしおれる前に急いでシリカゲル乾燥剤に埋めていきます。コツは、できるだけ、花びらの形が咲いている自然な形を保ったまま埋めていくことです。強引に埋めてしまうと、花びらが曲がったり潰れたままの形で乾燥してしまいます。それでは台無しです。

 

少しでも花びらが飛び出ていると、埋まっている場所と飛び出ているところの乾燥の仕方が違って

歪なドライフラワーができてしまいます。必ず全て埋めてしまいましょう。

❸花を埋めたらタッパーの蓋をしっかり閉めて7日は保管します

できれば7日はそのまま室内に置いておき待ちましょう。早すぎると半乾きになってしまい、台無しになってしまいます。半乾きだと、出したその時点では綺麗に出来上がっているように見えますが、時間が立つと、花びらが変形したり変色していきます。

❹7日後に慎重に取り出します

7日経過したら取り出します。掘り出すと言うよりは、別のタッパーに乾燥剤を移し替えながら出てくるドライフラワーを拾い出す感じです。

見てください。これはクリスマスローズですが、花の色彩も雄しべや雌しべまで形が残っています。花だけ見るとドライフラワーだと気付かないぐらいです。さすがに、花びらが柔らかい花の種類ではそうはいきませんが・・・・。色々な花の種類を試して実験しているうちに、ドライフラワーに合うものを見つけ出せると思いますよ。

一般に、ドライフラワーに合う花と言われているのは

●千日紅 ●ダリア ●かすみ草 ●ミモザ ●紫陽花 ●ばら などですが、これは自然乾燥することもできる花です。

 

乾燥剤を使ったドライフラワー作りでは、思いもしない花がドライフラワーにできたりして驚きもあるので、自分色々試してみるのが楽しいと思いますよ。

私が試して、驚いたのは、●クリスマスローズ ●ネモフィラ がドライフラワーになったことです。

ちょっとハマりますよ。ぜひ試してみてください。

ドライフラワー用乾燥剤は繰り返し使えます

シリカゲル乾燥剤は、最初はブルーの色をしていますが、何度かドライフラワーを作ると白くなって乾燥パワーが減少してしまいます。でも安心してください。シリカゲルは何度でも再生が可能な乾燥剤なのです。とっても経済的なのです。方法はと言うと、フライパンや鍋で10分前後加熱して混ぜるだけで元のブルー色に戻り、乾燥パワーが再生できるのです。※フライパンや鍋は、古くなったもので捨てるようなものを残しておいて再生専用鍋にして使ってくださいね。

まとめ

いかがでしたか。初心者でも簡単に作れるドライフラワー作り。

ドライフラワー用シリカゲルと花さえ準備してしまえば、気軽に自宅でドライフラワーが楽しめることがお分かりいただけましたか。ぜひ、皆さんも趣味の一つに加えていただけたら嬉しいです。

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