9月は千日紅が花盛りです。
夏が過ぎ、ようやく秋の日差しと気温になってきました。人間も我が家のワンちゃんも過ごしやすいですが、花も強い日差しから開放されて元気よく花盛りです。その代表が千日紅。我が家の周りにもうそれは雑草のようにあちこちから芽を出し、今や花盛りです。種が飛ぶんですね。えっ、こんな所にも咲くのか〜!と言うぐらいあちこちに。でも、ドライフラワー用に収穫する私にとっては、とってもラッキー。我が家の花壇以外にもたくさん咲いているので助かります。
この写真は我が家の前の道路を隔てた河川敷のガードレール。見てください、小さな隙間に種が飛んで今やびっしりと千日紅が花盛りです。後ろに見えるのは黄花コスモス。毎年種が落ちて、勝手に芽が出て花を咲かせてくれてます(ただ、草抜きとコスモスの苗の間引きだけはしてあげますけどね)。
千日紅をドライフラワーにするため収穫するのは午前中早い時間が最適
これは私の感覚ですが、千日紅を収穫するのは午前中の早い時間が良いように思います。理由は、午後になると、強い日差しの中で、花がすこし萎れて首を垂れるからなんです。千日紅の赤い丸いボンボンみたいな所からフニャって曲がってしまうんです。朝ならピンと立っていて真っ直ぐなドライフラワーが出来ます。まあ、あんまり出来には関係ないかもしれませんけどね。
千日紅を収穫した新鮮なうちにドライフラワー用シリカゲルに入れましょう。
花はどの花でも摘んだ瞬間から弱り始めます。ドライフラワーも摘んだ瞬間からしなっとなってしまうので、急いでドライフラワー用シリカゲルの容器に入れてあげましょう。ドライフラワーにするのに鮮度が大事って言うのも変ですが、咲いていた時と同じような状態でドライフラワーに仕上げるには鮮度が大切なんです。
摘み立ての千日紅をタッパーに並べていき、その上にシリカゲルを振りかけていきます。大切なのは、シリカゲルの重みで茎が曲がったりしないよう、ゆっくり丁寧に振りかけていくことと、全ての花が埋もれるようにかけてあげること。
ドライフラワー用シリカゲルは、フライパンで熱を加えて再生してから使いましょう。
理想は、花が全然見えないぐらいシリカゲルを振りかけることです。ちなみに、写真のシリカゲルは白い色をしていますね。これは何度か既にドライフラワーにしていて、かなり水分を吸ったシリカゲルだからです。フライパンで熱を加えてあげると水分が飛び、ブルーの色をしたシリカゲルに再生できるのですが、今回はズボラしてしまいその作業をすっ飛ばしてしまいました・・・・。ドライフラワーになるのに通常は1週間程度ですが、この状態のシリカゲルだと2週間以上はかかるかもしれません。次の写真は購入して初めて使うシリカゲルですが、きれいなブルーの色しているでしょ。これが本来の乾燥力の強いシリカゲルの色で、水分を吸うと徐々に白く変色してくるのです。
どんどんできる千日紅のドライフラワー
初夏から咲き始めている千日紅ですが、摘んでも摘んでも次々に花を咲かせてくれるのでどんどんドライフラワーが出来上がってきます。シリカゲルの量には限度があるので、そう一度にたくさんは加工できないのですが、それでももうたくさんの千日紅ドライフラワーが完成しています。
完成した千日紅ドライフラワーはPP袋に入れて、親しい方達へプレゼント。喜んでくれる笑顔が嬉しくって、ドライフラワー作りはやめられません。
千日紅はハンギング方式よりもシリカゲル式でドライフラワーにした方が綺麗にできますよ
千日紅をドライフラワーにするにはいくつか方法がありますが、私の一番のお薦めはドライフラワー用シリカゲルで作る方法です。ハンギングして作る方法がポピューラーなのですが、やはりハンギングだと色が退色してしまうのと、ハンギングだと花の萼部分がポロポロとめくれ落ちやすくなってしまうような気がします。
こんな感じで、ハンギング式で作ったらポロポロとめくれ易くなってしまうんです。
※ちなみに、このめくれているのは千日紅の花びらではないんですよ。これは顎という花の周りの部分なんです。千日紅の花は実は次の写真の中の小さな黄色い突起物のような部分が花なんです。びっくりですね。
でも、このめくれてしまった顎部分が種になるんです。さすがにドライフラワー用に摘んだものは花が受粉して十て分に種が実る時間を経ていないので、このめくれたものを種とすることはできませんが、摘まずにそのまま置いておくと立ち枯れてきて自然とポロポロと額がめくれてくるのですが、その段階になると種として収穫して来年の春にまた植えることが出来るんです。まあ、ほっておいても、風に飛ばされて色々なところで芽が出てくるんですが。
千日紅の栽培とドライフラワー作りは初心者でも簡単にできる入門編で楽しめます。
千日紅はドライフラワー作りに挑戦したい初心者の方には絶対お薦めの入門フラワーです。栽培も簡単、水やりだけちゃんとやっていればOK。ドライフラワー作りも、摘んできてそのまま吊すだけでも1週間程度で仕上げることあできるのです。ぜひ、これからドライフラワー作りに挑戦してみたい人がいるようでしたらぜひ、千日紅でデビューして見てください。