シリカゲル式乾燥でドライフラワー作り

花かんざしは咲いた時点でドライフラワーのような花。アレンジメントを陰で引き立てる名脇役。

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花かんざしは咲いた時点でドライフラワーのような超お薦めの花です。

皆さん「花かんざし」という花をご存知ですか?12月下旬から夏近くまで長い間咲いてくれる菊科の白い小さな花なんですが、ガーデニングを彩る花としては、主役というよりも、大きな花を陰で支える名脇役と言える花なんです。バラにいつも寄り添う「かすみ草」のような存在でしょうか。花のサイズとしては直径が10ミリ前後あり、かすみ草よりは存在感はあるのですが、その清楚で前に出過ぎない雰囲気がとても愛されています。

この花かんざしは、実際に手で触ってみるとわかるのですが、咲いた時点でもう花びらがカサカサしていてドライフラワーのような質感になっています。そのせいもあり英名では「Paper daisy」=紙でできたデイジーとまさにドライフラワーになるために生まれたような花なのです。

しかもドライフラワーにするために咲いたものからどんどん摘み取っていくのですが、次から次へと蕾が上がってきて次の花を咲かせてくれて、とてもとてもいい仕事をしてくれます。

花かんざしを実際にドライフラワーにしてもほぼ見栄えが変わらない不思議。

ではこの花かんざしをドライフラワーにして見ましょう。この花は、ハンギング乾燥方式でもシリカゲル乾燥方式でも失敗することはありません。どちらの方式でもきれいに仕上がります。

こちらが咲き立ての花かんざし。花びらが和紙でできているようですね。

そしてこちらがドライフラワーにして6ケ月以上経過した花かんざし。

少し花びらが開きすぎたものを摘み取ったので花の形はもう一つかもしれませんが、花の雰囲気はそのママですよね。中央の雄蕊や雌蕊の色が少しくすんでしまっているのを除けばきれいな花の状態を保ってくれています。

花かんざしの栽培方法をマスターし、たくさんの花を咲かせてドライフラワーを作りましょう。

花かんざしは、ドライフラワー加工が簡単な分、少し栽培には気を使います。ガーデナーとしては中級レベルかもしれません。でも管理をしっかりやっていれば間違いなく長期間たくさんの花を咲かせてくれること間違いなしです。

花かんざしの栽培方法に関していくつかポイントをあげておきましょう。

❶入手方法:花かんざしは11月中旬から12月にかけてポット苗で販売が始まります。それを購入するのが一番間違いがありません。3号ポットでおおよそ300円前後と手頃な価格で入手できます。種からも栽培できるようですが、また私はチャレンジして見たことがありません。

❷水の管理;花かんざしは日に当たることは大好きですが、とにかく多湿が嫌い。それに花に水がかかることを嫌います。ですから、日当たりが良くて、風通しが良い、雨の当たらない場所で管理しましょう。水やりはポットの土が乾燥したかなと思ったらやることにしてあまりいつも土が水浸しはよくありません。それに花に水をかけてしまうと、花が黒ずんだり弱ることも。水やりは株の根本にあげましょう。きれいな状態で咲かせてあげることもドライフラワー作りでは大切です。生花の段階で美しくないと、ドライフラワーでも綺麗なものができません。これ当たり前ですよね。

❸温度:寒さには比較的強いです。と言っても零下では流石に厳しいので寒冷地では植木鉢を室内に入れるとか寒冷紗をかけるとか必要でしょう。冬から初夏にかけて咲いてくれるのですが、流石に夏場は厳しく枯れてしまいます。

❹肥料:肥料はほぼ不要のようです。市販の元肥入りのガーデニング 培養土でも大丈夫ですが、追肥などはいらないので手間いらずです。

❺増やし方:挿木で増やすことができるそうです。まだ私は試していませんが、3月頃に枝を摘み取り挿木すれば増えるそうなので、試して見てください。また日本では花かんざしは1年草扱いで翌年までは持たないとされていますが、実は多年草なので夏から冬にかけての管理をしっかりすれば翌年も花を楽しむことが出来るそうです。初夏に花が咲き終わる頃、切り戻しをして新しい芽を出させ、強い日光に当てすぎないよう乾燥させないよう管理したらいいのだと思いますが、チャレンジしたい人は調べて見てくださいね。

でも相当の上級者でないと難しいでしょうし、花の時期を過ぎた苗を管理できるスペースに余裕がある人向けだと言えますね。ベランダや狭い庭で花の栽培を楽しんでいる方なら、その時期その時期に新しい苗を買ってきて楽しまれることをお薦めします。ちょっと花には可愛そうかもしれませんが、仕方ありません。

花かんざしのドライフラワーの作り方

それでは、具体的に花かんざしをドライフラワーにしていく過程をご紹介しましょう。私のおすすめはドライフラワー用のシリカゲルを使った方法です。

初心者でも簡単に、驚くほどきれいなドライフラワーができるんですよ。

 

■STEP❶ まずは咲いている花かんざしを摘み取ります。※この時、根元から花を摘んでしまうと次の花が咲きにくいので必ず花の軸に小さな蕾がついていないか確認し、その蕾の上から摘み取るようにしましょう。そうすれば、その蕾が成長し、次の花を咲かせてくれますよ。

■STEP❷  続いてタッパーにドライフラワー用シリカゲルを深さ5mm程入れておいたものに、摘んできた花かんざしを並べて置いていきます。

 

■STEP❸ 綺麗に並べられたらその上に、さらにシリカゲルを少しずつ振りかけながら入れていきます。一気に入れないで細かい粒子が花びらの中にゆっくり入っていくように振りかけていきます。

■STEP❹  全ての花がシリカゲルに埋れて隠れるまで振りかけて終わりです。まだ埋められていない花がある場合は、さらにこのシリカゲルの上に置いていき、再度シリカゲルを振りかけていきます。サンドイッチのように層を作っていく感じです。

まだ花かんざしがあるようなら、この上に更に載せていき、最後にシリカゲルを振りかけて埋めておしまいです。

■STEP❺  7日程したら完成です。シリカゲルから花を取り出す時には、掘り出すのは厳禁です。掘り出すようにすると乾燥した茎を折ってしまったり、花びらを崩してしまったりするからです。

取り出し方としては、別の容器を用意して、ゆっくりシリカゲルをそちらの容器に流すようにしていき、ドライフラワーになった花が剥き出しにした上で取り出します。

次の写真は別の種類の花を取り出した時の写真ですが、このようにすると花を痛めずに取り出すことができます。

■STEP❻  最後の仕上げです。取り出した花にはまだ花びらの隙間などにシリカゲルが入り込んでいます。それを振り落としてあげる必要があります。私はタッパーに取り出した花を入れ、タッパーを上下左右に揺らしてその振動で取り出すようにしています。それが終われば完成です。

私は100均(ダイソー)で買ってきた透明の円柱容器に乾燥剤と一緒に入れていったんは保管します。そしてすぐに透明袋に小分けしたりして、親しい友人たちにプレゼントしています。参考記事はこちら

まとめ

花かんざしのドライフラワー作りいかがでしたか?ドライフラワーとして購入するのも良いですが、やはり自分で栽培してドライフラワーにする楽しみを味わっていただくのがお薦めです。12月後半〜1月中旬なら種苗店ではもう出回っていませんが、ネット通販ならまだ十分購入が可能です。この春ぜひチャレンジして見てください。

※私が栽培から始めてドライフラワーに仕上げた花を花束にしたものです。花かんざし、千日紅、ラグラス。黄色い花は母子草で道端で摘んできたものです。その中で花かんざしは白のアクセントとして全体のバランスをとっていますね。

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